住民票をぬく?ぬかない?それに紐づいている保険・年金・住民税についてまとめます
ワーホリ・YMS・留学等で海外に転居を考えている方、日本を出る前にしないといけない事は、色んな書類手続きです。
私のような社会人(サラリーマン)→海外転出 となると、今までやってこなかった面倒くさそうな書類関連・・・まずは理解しよう!ということでここではざっくり、そしてシンプルにまとめたいと思います。
かなり細かいこともあったりするのでぜひこの記事を指標として、色んな所調べてみてください。
本記事の内容
- 住民票をぬく?ぬかない?海外転出届とは。
- ①国民健康保険について
- ②国民年金について
- ③住民税について
- まとめ
住民票をぬく?ぬかない?海外転出届とは。
ワーホリや留学で海外に引っ越すにあたって、住民票をぬく=海外転出届を提出する ということです。
海外転出届は、自治体によっても取り決めがありますが、大体の自治体は、「1年を超える海外転出となる場合は、海外転出届を出すことができる」と記載があります。
もちろんYMSは2年間なので、住民票をぬくか、ぬかないか選べるということなんですね。
この住民票をどうするかによって、保険・年金・住民税などに影響してきます。住民票が上にあり、健康保険・年金・住民税がそこに紐づいている形です。
では詳しくみていきましょう!
上記の通り、1年以上海外に行くようであれば「海外転出届」を提出することにより、住民票をぬくことができます。
また「ぬかない」という選択肢もあるという事がポイントです。個人でどうするかを決めることができます。
もし海外転出届を出す際は、出国の14日前から提出可の自治体が多いです。私が住んでいる所は、郵送可だったので必要書類(パスポートや印鑑など)をまとめて事前に準備しておきたいと思います。
また「住民票」を抜くことになるので、日本の住民ではなくなります。住民に振り当てられるマイナンバーは一旦返納することになります。
(転出届を出す段階で、自動的に処理されるようです)
さてさて、「海外転出届」が何かわかったら、次はこれを提出することによって何に影響がでるのか?という事。
基本的には上記3つ、①国民健康保険 ②国民年金 ③住民税 に影響が出てきます。
- 海外転出届を提出=住民票をぬく と、、①国民健康保険はなくなり、支払いもなくなります。
②国民年金の転出期間の支払い義務はなくなります。但し任意で加入することも可です。
③住民税は2021年1月1日時点で日本にいると、2021年度分(2021/6-2022/5)までの支払いが義務です。
※しかし2020年内に渡英すると、2021年分(2021/6-2022/5)の支払いが免除されます。
※2020年内に渡英したとしても、時期がずれて徴収されるので、2021年5月までは支払い義務があります。
- 海外転出届を提出しない=住民票はそのままにしておく と、、
①国民健康保険の支払い義務があります。
②国民年金の支払い義務があります。(16,540円/月くらい)
③住民税の支払い義務があります。
私個人の方向性としては、『海外転出届』を提出する予定です。
①国民健康保険について
さて、住民票を抜いたら、紐づいてくるものの一つ目、国民健康保険について詳しく説明します。
私は、今は基本的に海外転出届を提出しようと考えています。 なぜなら金銭的な負担が減る、という所があり、一つ一つ考えていくと、提出したときのデメリットを色んな方法でカバーできると考えたからです。
①国民健康保険 ですが、金銭的な負担はなくなるのですが、怪我や病気になった時に何も補償がなく全額負担と考えた際にリスクが大きいのではないかと考えました。
ここは他での健康保険=ワーホリ保険(長期海外滞在保険)でカバーしたいと思っています。
別の記事でも保険会社・プランを比較していますのでぜひチェックしてみてください。↓
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直近t@bihoに問い合わせた際は、海外滞在しており、日本に一時帰国した際も30日以内であれば保険がきくというものです。これがあれば安心できるかと思ってます。
②国民年金について
ここが一番ややこしい国民年金について。年金制度って、国民年金・厚生年金とかあった本当にややこしい!
ざっくり紹介しますが、詳細を知りたい方は個人で調べられるのが良いと思います。電話相談とかもやってますよ。
年金は、海外転出届を出しても任意で入ることができるんですね。
これはどうするかは個人の考え方次第かと思います。将来いくらもらえるか分からないというのも正直な所ありますし、支払いだけして、受給額は減るだろうと言われているのも現状です。
今のところ、任意で加入しようと考えています。
年金問題が、一番ウゥ。。。。となるのが日英国際カップルの場合。 色々調べだすと日英間で社会保障協定というのが定められていてます。
これは年金の二重支払いを免除する協定なのですが、+αで他のいろんな国と日本は年金支払い期間を合算できるのに、なぜかイギリスは合算できない協定内容になってるんですよ(汗)そのほかは韓国とか中国とかも合算NG国でした。
ながーくなるのですが(別の記事にするかも)、、
日本は25年加入で満額支給(10年で受給資格)、イギリスは30年加入で満額支給(10年で受給資格)
となっており、合算できないとなると、満額をもらおうとすると日本で25年・イギリスで30年払い続けないといけないという事!になります(汗)
30歳で渡英したとしても60歳までおさめ続けられるか、、、
この話は国民年金(イギリスでいうState Pension)なので、このほかに+αで厚生年金(Company Pension)とかも入ってくるとめちゃめちゃややこしいことになりそうです・・・
YMS終わってからもイギリスで彼と住むとしても年金のこと、、色々考えておいた方がよさそうだなと思いました。
ちなみにイギリスの満額のState Pensionは175.20ポンド(23,000円くらい)/週 でもらえます。月にしたら9万円程度。
日本の国民年金の満額は65,000円/月くらいです。
イギリスの年金情報は、GOV.UKに載っています。
GOV.UK(英国政府)new State Pension制度
③住民税について
住民票を抜いておくと、住民税の義務がなくなります。(住んでいないので当然といえば当然ですが)
ただ、支払う時期や確定日が少しややこしいです。1年分がその年の6月~翌年5月にかけて支払う形になります。
【2020年分支払い】2020年6月~2021年5月 支払うかどうかの確定日:2020年1月1日
【2021年分支払い】2021年6月~2020年5月 支払うかどうかの確定日:2021年1月1日
⇒2021年分の支払いは、もし年明け以降の渡英になった場合、支払わなくてもいい住民税を支払わなければならないことになります。
ですので、年内目標で行きたいですが、このコロナの状況なのでなんともいえませんね(汗)
まとめ
まとめですが、この記事では下記の事をざっくり把握頂ければいいかと思います!
住民票をぬく=海外転出届を提出する
住民票をぬくことにより、①国民健康保険 ②国民年金 ③住民税 この3つに関わってくる
それぞれどうするかは個人のYMS・ワーホリ・留学後のプランによって決めるとベター
ではでは~!!
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